書庫(長編)

□其ノ伍
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柵をこしらえ、防御の態勢をとっている善玉菌とビフィズス乳酸菌に対し、悪玉菌は捕えたビフィズス乳酸菌を凌辱し、これを引っ張り出そうと試みた。


「やあっ、やめ、あふぅんんっ!!!」

「我慢することねえ。思いきり聞かせてやれよ。俺だけに聞かせるには、もったいねえくらいのいい声出してんだし」


悪玉菌はそう言って、ビフィズス乳酸菌の乳首をキュッと摘んだ。


「あぁぁ、んぅ」

「抗うことはねえ。俺に身を委ねてみろ。尽きぬ快楽を味わせてやる」

「誰がぬしなんぞ!」

「ふ、強情だな。けっこう。お前自体がそうであっても、体は欲して止まぬようにしてやる」

「や、やめ」


悪玉菌は、ビフィズス乳酸菌のスリットの中へ左手を侵入させる。ゆっくりと太ももを伝い、下から上へと上がっていく指の感触に、ビフィズス乳酸菌は力が抜けてゆく。そう感じた。


「あぁ、はぁ、わちを殺せ」

「だぁめ、味わい尽くしてないもの」


悪玉菌は左手でむんずと尻肉を掴んだ。ビクンとビフィズス乳酸菌は敏感に反応する。


「おほっ!すげえ触り心地いいよ、プリップリッだよこれ」


さらに悪玉菌は、右手でビフィズス乳酸菌の胸を揉みしだく。悪玉菌の手の中でビフィズス乳酸菌の胸は、弾むような弾力を残した。その感触に満足した悪玉菌は、楽しげに笑った。


「いやすげえわ!胸もデケえし、こりゃナイスデカプリ娘だわ。たまんねえわ、エレクトしちまいそうだわ」

「くっ、ぬしという・・・くっあはぁぁ」


悪玉菌はビフィズス乳酸菌の下着をクイッと持ち上げるようにして、これを上下に動かした。その動きにより、秘所が擦れて、ビフィズス乳酸菌は見悶えるしかなかった。


「だぁめよ、暴れちゃ。にしても、お前すげえのはいてんだな。尻なんか、ほとんどモロ見えじゃね?」

「くっ、くうぅ」


ビフィズス乳酸菌は自分の不甲斐なさと、不本意ながらも感じてしまう体への妬ましさで、目にうっすらと涙を浮かべた。


「さあて、じゃあ植え付けるとしようかね」

「なっ、ぬし、何を」

「あ?子作りだろ、やることと言ったら」

「や、やめなんし。やめてくんなんし」


ビフィズス乳酸菌の言葉は届かない。足の拘束を外すと、悪玉菌はビフィズス乳酸菌の右足を持って、まさに挿入せんとしていた。


「や、やぁ、やめろぉぉぉ!!!」


次の瞬間、悪玉菌は崩れるように倒れた。崩れ落ちた悪玉菌の後ろには、ビフィズス乳酸菌が望んでいた者が現れた。


「ぜん、だま、きん。来て、くんなん、したか」



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