涙の別れ
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私はどうすれば良いの?
ねぇ…教えてよ…誰か…
「っく…えっ…ふぇっ…」
家に帰った瞬間嗚咽が洩れる。
前に進むって決めたのに。全然前に進めてない。
あぁ…やっぱり私は弱虫だ。友達が居るのにそれを話そうともせず、
中途半端な気持ちで彼を傷つけている。
でも、やっぱり土方君が好き。
彼には素敵な彼女さんが居て、私なんかが適うわけ無いケド…
私は貴方が好き。もう貴方無しじゃ駄目みたい。
不器用な貴方は好きとか、愛してるとか言ってくれなくて、キスなんか一度しかしたこと無いけど、
私は貴方からとても大切な物を貰った。
振られたばっかりで、押し潰されそうな現実の中から貴方は私を引っ張り出してくれた。
貴方はそんなつもりは無かったかもしれないケド、私はそれがとても嬉しかった
だから私は貴方を好きになった。やっぱり素敵な彼女さんがいても良い。
友達でも良いから、私は貴方の側に居て良いですか?
ホントウのキモチ
私、きめたよ、やっぱり彼が好き