涙の恋
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−大好きだったよ…ずっとずっと−
サヨナラ私の恋心
今日私の３年間の片思いは終わった。
ずっとずっと大好きだった彼−沖田総悟−に私は告白した。
結果は惨敗。
分かってた。彼が私を好きになる筈が無いって。分かってた。全部全部。
「ふぇ……えっく…っく…」
なのに、涙は止まらない。
こんな時に限り空は澄み切った蒼。
むせかえる夏の暑さの中で、私は１人涙を流す。
「サヨナラ私の恋心。サヨナラ私の片思い」
高校最後の夏休み。これが終わったらもう直ぐ受験。
−神様、少し、後少しだけこのまま静かに泣かせて−
夏の生暖かい風が頬を撫でた。