ぎんたま短編
□ぽーかーふぇいす
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あなたは事が終わるとベットでタバコを吸う
私も裸のままタバコに火を点けた
「ねぇエリー、私、もう2ヶ月生理が遅れてるの」
「……。」
私はフーッと煙を吐いた
[俺の…子か?]
「ふふ、言うと思った」
予想通り戸惑うあなたが可愛かった
[…どうするんだ?]
「産むわ。私の子だもの」
「……。」
「あなたに責任を押し付けたりしないわ、私達そんな関係じゃないじゃない」
強がりな私はあなたの顔が見れなくて
ポーカーフェイスのままタバコの火を灰皿に押し付けた
[俺の子だろ?]
「……。」
[結婚しよう]
「…良いの?」
[愛してる、君もお腹の子も]
「…エリー」
小さな命が私に二つの幸せを運んでくれた
〜fin