ぎんたま短編

□土方銀魂高校物語
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俺は とんでもない じゃじゃ馬娘に惚れちまったらしい



―――土方 高校生物語


それは、いつもの朝 いつもの通学路
違ったのは 今日が俺の誕生日で もうすぐチャイムが鳴っちまう事だ


「ったく、最悪の誕生日だッ!遅刻したら、また銀八の野郎に嫌みを言われちまうッ」


俺はこの時、歴代ラブコメの王道フラグが立っている事に気付かなかった


そして


―――ドンッ


突然 飛び出して来たアイツとぶつかった


「イテテ、悪ィな大丈夫か?」


そこにはウチの制服を着た見慣れない銀髪ツインテールの女が倒れていた


「いった〜い!もうッ急に飛び出してくるなんてドコ見て歩いてんのよッ!あッ…」


女は下を見て止まった


「オイ、どうした?」


「あ…アンタのせいで…あたしのパフェがまるまる こぼれちゃったじゃないのォッ!!」


「えぇェェェッ!?何で登校すんのにパフェ持ってんだよ!!

悪ィな、今度奢るよ」


「アンタになんか奢られたくないわッふんッ!!」


「あーそうかよッ!!ったく、じゃァな」


俺が歩き出すと女は俺の手を握って止めた


「待って!…チョコレートパフェなら、奢られて あげても…良いんだからねッ!」


そう言って女は頬を染め 上目遣いで俺を見た


「……



メンドクセッ!!」



これが俺とパー子の出逢いである
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