寒椿の恋
□
伊藤先輩と伊藤さん。
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18時30分。
もう辺りは真っ暗だ。
息も白い。
いつの間にか冬になっちゃったんだなー。
思えば大変な日々だった…。
そんなことを考えながら、新興住宅街にある我が家を目指す。
今日は図書委員の当番で遅くなってしまった。
夕食は何かなー…。
『ガチャッ』
「ただいまー。」
一瞬にして暖かい光とシチューの香りに包まれた。
至福の瞬間。
…やった!今日の夕飯、大好物。
私は鼻を擦らせながら、マフラーを外した。
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