寒椿の恋

冷たい視線。
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事件が起きたのは、その翌日のことだった。


「私、見ちゃったの!!」


発端はたぶんこんな一言。


その後、校舎に響き渡った断末魔のような悲鳴。



自分がその渦中にいることを知ったのは、悲鳴の連鎖が校舎中を一周した昼休みだった。




――――――



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