寒椿の恋
□
おしまい。
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………
「………あっ。」
ゆっくり瞼を開くと、
部屋の角に置かれたベッドに、俯せで寝ている先輩の姿が映った。
毛布から脱ぎ出したその手の先に、小説が転がっている。
………本当に寝てたんだ。
………ドキドキドキ…。
ゆっくりと、起こさないように先輩に近づく。
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