寒椿の恋

気持ち。
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『ちらっ』



……全然こっちを見てくれないし。



………まだ怒ってるのかな。


………

………


「………ごめん、俺のせいで。」


「……え?」



50センチほど離れたところに座っていた先輩は、俯いたままそう呟いた。


なんて答えたらいいのか判断がつかず、私はそのまま固まってしまう。




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