キチガイノベル
□カジノパーティー
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ここはしゃぶきち北に位置する、丘の上の古びた大正風(+和洋折衷)デザインの館、雲海会館の一室である。
ここは館で唯一朝日の当たる部屋であり、そこにはこの館の主であるおねいちゃんクリーチャー、梶野かじのが窓からの朝日のあたる椅子に座り、何やら思案に浸っている。
それとマネキン人形のクリーチャー、セトゼルア・アイゼンフロ(フルネームはクソ長いので後略、以下「セト」)
かじの:うひょっ
セト:かじ様どうしました
かじの:電波キタ電波
セト:うっわキテますね
かじの:あしたのジョーンズ
かじの:テーレレッテーッテレレー
セト:テーレレッテーテーレレッテッテッ
かじの:ズズズズンチャズズンチャ
セト:テーレッテッレーレッテレーテッテレーテッテテー
かじの:たのしい
セト:喜んでいただけて幸いの極み
かじの:ちょっとセト
セト:なんでせう
かじの:セトの花嫁って漫画があったわよね
セト:えっ
かじの:貴女の花嫁姿が見たいと思って
セト:全巻持ってます^^
かじの:アニメの話ね^^;
かじの:ウッ´;ω;`
セト:何故泣いたし
かじの:貴女アニメ見るような子だったのね´;ω;`
かじの:おちんちんきもちいいお(´;ω;`)
セト:2ちゃんの内輪ネタやめれ
かじの:ごめんなさい
セト:ふっ
セト:謝罪の意思が見られませんね
かじの:ごめんなさい(´;ω;`)
セト:目をつぶって謝罪文をタイピングしな
かじの:ごめんなさいである
↑ほんとに目を閉じて書きました
セト:ぱねぇタイプ技術
だにお:もっと褒めて
かじの:カジノ行きてぇ
セト:しゃぶきちにカジノはありません
かじの:ですよねー^^
かじの:・・・
セト:どうしました?
かじの:うっせ今考えてんだ
かじの:あっ
セト:・・・^^;
かじの:無理なこと言うよ?
セト:なんでせう
かじの:この雲海会館を三日以内にカジノにしなさい
かじの:それもちゃんと人のいるカジノ、しゃぶきち中のクリーチャー達に招待状を出すように
セト:えっ
かじの:以上!!
セト:えっえっ無理じゃね?
セト:てめぇマジで言ってんのかクロロホルム吸わすぞ
かじの:私は本気ですわ
セト:あっ豆しヴァ!
豆しヴァ:ねぇしってるー?
豆しヴァ:クロロホルムはねぇ
豆しヴァ:吸った位じゃ眠ったりすることなんて無いんだよぉー
※マジ
セト:うっわ夢壊れた
かじの:いいから早く作業しろ屑
セト:いくら何でもひどい言いよう
かじの:うっひょーパーティ!カジノパーティーよー!
カジノパーティー実行まであと61時間
――――――――――――
セト:あー大変大変
セト:まずは掃除か
セトはまず、雲海会館一階の大ホールを片付けることにした。セトは働き者であるが、基本的に掃除はしないのだ
セト:掃除なんて一年ぶり
セト:まずその辺の家具をぶっこわす
ばごぉダダドムゥ
バリボリ
セト:うめぇwタンスうめぇw
セト:うっわ死体出て来た
何と倒れたタンスをどかしたセトの目の前に、激しく腐乱した死体が異臭を放っていなかった。
セト:食っちゃお
死体:てめぇいい加減にしろ
セト:うっわ死体が動いた
死体:俺は死体じゃねぇよ
死体:したいはしたいでも支隊ヒクロってんだ、ヒクロって呼べ
セト:ごっ、ごめんなさい
セト:ヒクロさんは死体から生まれたクリーチャーなのですか
ヒクロ:そっ、その通り
ヒクロ:人が棲んでない上にあんまりにも掃除をしてないもんだからここはもはやイイお化け屋敷さ
セト:成る程、通りで臭くないわけだ
ヒクロ:そっ、俺は生きてる
セト:なるほ
セト:そうだヒクロさん、ヒマしてませんか?
ヒクロ:今生きてること自体が暇
セト:そうですか、じつは今かくかくしかじか
ヒクロ:なるほ
ヒクロ:つまり俺にその片付けを手伝えと
セト:はいっ(^^#)
ヒクロ:やなこった
セト:えっ
ヒクロ:ヤラせてくれたら考えなくもない^^
セト:うっわ私マネキン人形なんですけど
セト:冒頭で説明したじゃないですか
セト:人形と死体の交尾なんて読者は誰も期待してませんよ
ヒクロ:うっせ
ヒクロ:顔がよけりゃ何でも良いんだよ
セト:そ、それってつまり
セト:///
ヒクロ:うわっ、そ、そんなつもりで言った訳じゃ無いんだからなっ///
セト:ほへー///
ヒクロ:分かった分かった
ヒクロ:手伝ってやんよ
セト:マジすか
ヒクロ:ただし終わったら
ヒクロ:ヤラせてもらう
パーティ実行まであと59時間
続く