イナズマ
□悪魔に恋をした
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失った光を取り戻す事は出来ない。
分かっている。
力を求め過ぎた報いだと。
それでももう一度光が欲しくて、走りたくて仕方なかった。
そんな時、悪魔と言えるような男が取引を持ちかけてきた。
「何もかもを俺に捧げてくれるなら、もう一度あなたに光をあげます。」
そんな言葉に戸惑ったけれど、俺はもう一度光を取り戻せるならと
「捧げる。全てを捧げるからこの目を治してくれ。」
そう言った。
そして、俺は光を取り戻す。
けれど、その代償は光を失った時よりも大きかった。