SUMMER

□五章…体育祭…壱ノ段
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「…体育祭がダメなんです…」


「はぇ?」

気の抜けたような声を出す先輩

そりゃそうかな…

「だって…僕の取り柄っていったら数学くらいだし運動なんて全くできないし…って笑わないでって言ったじゃないですか!」


「だって…プッ…体育祭が…クスッ…ダメだからって…フフッ…朝から…クスッ…あんなに…」


「もう夏希さんなんて知りません」

拗ねてそっぽを向く健二

相変わらず動作が可愛いなぁ♪

「ほらほらごめんってばぁ〜こっち向いて?」


まだムスッとしてる〜

よーしそれなら…

「機嫌直して?」

チュッ


「ななな夏希さん!?」

「こっち向いてくれたね♪」


「そそその、こここ心の準備ってものが…」


ディープキスだってしたのにちょっとキスしただけでアワアワしちゃって〜
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