SUMMER
□五章…体育祭…弐ノ段
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「ねぇねぇ健二君?」
「何ですか?」
昼食の弁当を食べ終わり二人でベンチに座っていたときの事だった…
「健二君は運動が苦手だから体育祭が嫌いなんだよね?」
「生まれてこのかた運動が得意だと思った試しがないのでわかりませんが多分そうだと思いますよ?」
「よしっ!!」
何やら意気込む先輩…
何をする気なんだろう…
「健二君!!」
「はい?」
「走り込みするわよ!!」
「はぁ…まぁ頑張ってください」
何でわざわざ僕に言うのかな?…と思っていたら…
「?何言ってんの?もちろん健二君が走るのよ!!」
「………………えぇー…」
何か熱くなって燃えている先輩…
「体育祭楽しみたいでしょう?」
「まぁ…」
「じゃあ今日の放課後からね!!」
「はぁ…」