帝人受け


□真夜中のアイラブユー
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一昨日の夜中に気づいた
何がって自分の気持ちに

ああ、俺は帝人君の事が好きなんだなって


気付いたらいてもたってもいられなくてすぐ行動にうつして

夜中にもかかわらず帝人君の家に入った

入った方法何て野暮な事聞かないでね


それで、一度好きって気付くとよく漫画とかで輝いて見えたりするけどあれって本当何だなって分かった

帝人君の寝顔輝いてた、眩しかった



「帝人君」



と、名前を呼んで軽く譲ると呻きながらもぞもぞ動いて目を覚ましたみたいだ



「…んー、いざや…さん…?」

「おはよう、帝人君」

「…おはよう、ございますって…え、臨也さん…!?」



寝ぼけているのか目を擦りながら必死に今の状況を確認しようとしてる帝人君は可愛いかった
正直、キた



「寝てた時に悪いんだけど、ちょっと大事な話があるんだ」



何時もより真面目な顔をして告げるとまだ意識が覚醒しないのか
何故俺が家に入れたのか聞かれる事なく俺の話を聞き始めた



「俺さあ、帝人君の事好きなんだ」

「そうなんですかー…」

「うん、だから俺と付き合ってくれない?」
 
「はあ……あれ、え…はあぁ!?
何て事言ってんですか!?
てか此処僕の家ですよ、どうやって入ったんですかっ…!」



やっぱり寝ぼけてたらしい
何時もより遅めにツッコミがきた



「うーん、俺は帝人君に告白しただけだよ?
入った方法は知りたいなら教えるけど、」

「いえ、結構です
ってその前に僕は男ですよ!?」

「愛に性別何て関係ないよ!」

「いやいや、関係大有りですから」



こんなにも帝人君の事が好きなのに何で伝わらないかなぁ…

あ、そうだ
言って駄目ならやってみようってよく言うよね

じゃあ俺のこの愛を行動で示そうじゃないか



「帝人君、」

「なっ……!?」



帝人君の返事を待たずに、俺の口で帝人君の口をふさいだ

まあ、俗に言うキスってやつをしてから耳元で愛してるよと囁けば真っ赤になる帝人君がいた

これは 俺期待してもいいんだよね
ううん、期待しよう



「なっ…にするんですか!?」

「あれー、帝人君顔真っ赤」

「こ、これは不可抗力です!」

「あはは、そんな顔で言っても説得力ないよ、」



―――ブーブー
と、これから俺と帝人君のラブラブタイムが始まろうとした丁度悪いタイミングで
携帯のバイブが俺のポケットから聞こえた

相手を見ると無視出来る名前ではない

無視するとこれからの俺の命の方にまで関わる大事な相手だ

舌打ちをしてから電話に出てポカンとしてる帝人君を余所に話していると、どうやら急用みたいだ


適当に話をつけ電話を終えた



「…ごめんね、急用入っちゃった
返事はまた聞かせてもらうよ」



軽く説明してから耳元で、



「でも、どうせ断れないだろ?」



と囁いてみた



「なっ……」

「じゃあバイバイ」


案の定顔を真っ赤にしてくれた帝人君

俺は笑顔でその場から走り去った


帝人君は俺の告白を断らない自信があったから






真夜中のアイラブユー
(帝人君の返事が楽しみだなぁ)





 

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