帝人受け
□恋人だから
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「…あ、れ…?」
「え…帝人!!」
ばたん
と その場に倒れこんだ
あー…最近まともに睡眠とか食事してなかったかも
まずいな…
■■■
―目を覚ますと、見慣れない天井があった
多分、保健室だろう
いったい 誰が倒れた僕を運んでくれたんだろうと、
初めは思ったが その疑問はすぐに解けた
「…正臣?」
僕のすぐ横に正臣が寝ていた
「んー…帝人…?」
「あ、ごめん
起こしちゃった?」
「え…いやいやいや、そんな事より大丈夫なのか?」
何時もの正臣らしくない真面目な顔で聞いてくるから
不覚にもドキッとしてしまった
「え…うん、まあ 大丈夫だけど」
「そうか…よかったよかった
帝人 いきなり倒れるんだから心配したんだぞ!
おかげでナンパしに行けなかったじゃんか!!
くそ、今日こそは成功させようと思ったのに…!」
…前言撤回、何時もの正臣だ
「………」
「うわ、ちょ、帝人っ
謝るから無言でペンをだして俺を狙わないでくれ!
それ 痛いんだぞ!」
「………はぁ」
溜め息がでた
僕の親友っていったい…まあ今更だけど