記憶のカケラ

□『運命なんて・・・』
1ページ/2ページ

『運命なんてそんな不確かなものは』



運命?ふざけんな。

俺は運命なんて信じない。

そんなもん偶然の重なり合いでしかない。

だから誰と会おうと、何も気になんて留めてなかった。

アイツと会うまでは。




出会いは最悪だった。

しかも会ったときの俺の態度はどうだったかと思う。

でも、会うたびに思うんだ。

また会って喧嘩しあえるかなって。

また会うことを望んでいる俺がいる。

今までならありえないことでこれからもありえない予定だった。



なのに会うたびにドキドキとしている俺がいる。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ