letterbey book

□ネコに憧れて
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ネコに憧れて

俺は猫が好きだ!

…知ってると思うけど

一度でもいい。
猫になってみたい。

そう思ったのが
間違いだった。



「ヴァシュカァァ…」

いきなりの主人の
つぶやきに
ヴァシュカは驚いた。

「がぅっっ…?」

ヴァシュカは
返事のように鳴いた。

「猫になりてぇ…」


「猫になりたいんだ?」

っっ

お前はっ

「サンダーランド.jr!」


こいつは…
餌付けした猫の
うらみぃぃっ

「青と………」

「猫になれる方法…
教えてあげようか?」

猫に…なれる…?

「マジでぇぇ?!」

「うん。僕の部屋に
きてごらん?(ニヤッ」

んっ?今笑った?
……猫になれるなら
いっか。

バタンっ

がちゃ。

…へっ?
「なんで鍵閉めんだよ
「いや〜なんとなく。」

なんとなくかいっ


するっ。


「おい目隠しなんて
必要ねぇだろっ?!」

「感動は後で…さ」


頭に… ポフッ

手に… ポフッ

腰に… ポフッ

足に… ポフッ


そして目隠しがとれて


「うおぉぉいい

これは…これは…

「猫になったじゃなくて猫の《コスプレ》
じゃねぇかぁー

「そーれ!」


「ゲホッ!ゴホッ!
なんだよ!これ

あれっ???
なんか…気持ちよく…
なって…き…た…

「特製マタタビだよ?」

ふざけ……んな…





はっっっ

「俺は何をっ……」

………

……………っ

「サンダーランド、jr

ってあれ?

猫耳も猫手も猫尻尾も
猫足も…とれてる…


「んっ?手紙…」

―――――ザジ君へ

今日は楽しかったよ。

下の写真を

○●◎枚撮ったから

アルビス種の少年達に

おすそ分けしてくるよ

by サンダーランド、jr
――――――――――


ッッッッくそ野郎

そんなの―

幸せそうな顔をした

俺なんか――

見せれるかぁ




ラグ後日談

ザジの猫好きが…
ここまでとは――

知りませんでした。
(遠い目)



「だからそんなんじゃねぇぇぇぇ


コナー後日談

……ハァ
そんな………
危ない人だったなんて………(遠い目)


「鎧虫を食う奴に
言われたくねぇぇ


このっお前のせいだ
くそ変態屑博士野郎


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