ホスト篇スピンオフ

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たとえば今にも射精したいのにそれが叶わず身もだえ泣き叫ぶソレを嬲っている今なども、それと近しい感覚だ。

キラキラと輝かしい瞳に涙を溜めては流し、私に懇願の視線を向けている。ソレの存在は、私の「闇」を刺激し、愛撫し、慰める。


「第二段階は射精管理、なんだって」


私はいくつかの風俗店を経営している。そのいずれかの店の女から田無が仕入れた、それは躾の方法だった。
まずは、好きな時に好きなだけ射精させてやる。それを何度か繰り返し、体に覚えこませるのだと。次に、射精管理をはじめる。すると覚えこまされた快楽を、より、欲するようになるのだと。

私は少年趣味でもないし、強姦でしか興奮を得られない人間でもない。だけど光り輝くものを闇に染められるのなら、手段は択ばない。絶望が好きなのだ。自分にはできないことだから。



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