ホスト篇スピンオフ
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「そんなこと言って。またベッドで漏らすだろ」
「し、ません。もう、しません」
「信用できない。あんなとこでさせたら、俺がだめな飼い主みたいじゃん。こんなにがんばって躾してるのに」
ぐ、ぐ、と加減をつけて握られるせいで、尿意とは違う感覚が性器を襲った。
「はは。お前何硬くしてんの」
「や、うっ……はなして、はなしてくださっ……んんっ……」
「大丈夫だよ。このままでも出せるだろ、ほら、ほら」
「やああっ……はなし、てっ……でる、でるからっ……!」
俺の拘束具は両手首につけられた革製の手枷だけとなっていた。それは枷の間に三十センチほどのベルトがあり、生活するのにほぼ困らない長さだった。
手足と口にあった枷は、俺が従順になる毎に拘束性の低い物へと替えられ、ついには外された。