猫のひじかたの、十の宝物
□とお
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ぼくの頭の中にクリアな映像が飛び込んで来る。それはとても色鮮やかな光景だ。
その中に、総悟を見つける。ぼくの知らない顔をした総悟だ。でもあの時みたいにくるしそうじゃない。ちゃんと、心から笑ってる。
ああこれは、ここのつめの宝物の記憶。ぼくの命が流れ込んでいく相手の記憶だ。
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