小説置き場
□第参話 『違う人格』
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キル「・・・これは驚いた」
そこには倒された悪魔たち、そして哲也と次郎が立っていた
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キル「さて、君たちにはゲームに参加するテストとして今からこの悪魔を倒してもらう」
哲「で、でかいな・・・」
次「なんだ、お、お前。ビビってんのか?」
キル「お二人とも、足が震えていますね」
哲・次「うるさいっ!」
キル「無駄話をしているとやられちゃいますよ?ほら、向こうはもうやる気ですよ?」
2匹の悪魔は優に哲也と次郎の身長を超えていた。そしてその手には大人一人分くらいの大きさの矛が握られている
哲「でもどうやって戦えばいいんだ?特に俺は」
キル「心配はいりません。君たちの力が目覚めたときに術技のデータは頭に入っているはずです」
次「お、ホントだ。なんか浮かんできたぞ」
キル「そしてそれを口にすれば自然に戦えます」
悪魔たちが突っ込んできた。あの大きな矛を持って
次「おら!」
悪魔の突き出してきた矛を次郎は刀で受け止めた。そして次郎は渾身の力で矛を弾いた。矛はきれいな放物線を描きながら少し離れた場所に突き刺さった
キル「今です!術技を!」
次「よくわかんねえけど、行くぞ!【金剛剣】!」
ズシャァア
次郎の刀が光を放ち悪魔の体を切り裂いた。
グギャアアァァアアア・・・悪魔は叫びながら次郎の前に倒れた
哲「す、すげえ・・・って感心してる場合じゃねえな。どうすりゃいいんだっ!」
キル「哲也君、一応言っておきますがその悪魔を倒さなければこの先やっていけませんよ。そう・・・弱き者には死あるのみです」
哲「くっそ。なんで俺には次郎みたいにできねえんだ・・・」