カースとビルスと別れたルーナティックとミラーは,スノウがいる屋敷に向かっていた。



「あのルーナティック様,スノウ姫にお会いになられたらどうなさるのですか?」


「そうね,どうしましょうか。そうだわ,長い時間をかけてゆっくりと苦しめるなんてどう」



ふふと笑うルーナティックの表情には,狂気が見え隠れする。


魔法使いのミラーが背筋を震わせるほどの。



「でも,森に結界がはられてたのなら7人の男の内に魔法使いがいるということかしら」


「その可能性は高いです。これだけ広い森に結界を維持し続けるには,結界内にいた方が遥かに楽ですから」


「そう,ならミラー。気を抜かないで」


「勿論です」



もう失敗するなどということは,プライドにかけても許されない。


そのためにスノウを始末するためのものを,沢山用意したのだから。


腰紐を使って息を止めてもいい。


毒を塗ったくしをさしてやってもいい。


邪魔をするものは,ミラーが何とでもしてくれる。


ミラーより優れた魔法使いなどルーナティックは知らないのだから。



「さあ,たくさん苦しんで頂戴。私の白い雪の姫」



王妃は笑う。


狂気の笑みを浮かべ。



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