Dear Lover

□第一夜
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コーデリアとの一件が片付き、
私とレイジさんとの関係は
彼女の言った通りより深くなっていた。


それを証明するように、
私はあれから毎晩
呼ばれなくても彼の部屋を訪ねては
要求されることは
言葉通り何でもうなずきこなしていた。
それを彼も嬉しそうに受け入れてくれた。



...しかし、
心にひっかかるものがひとつ。

彼の言葉が何度も頭をよぎる。



『私を退屈させないでください』
『つまらない』



前までは本当に
この生活から逃げたくて、
解放されたくて、怖くて、
何度も何でも拒否していた。

それが面白いとレイジさんは言っていた。


『従順なだけではつまらない』


同じ時を過ごしていても、
血を吸われている最中にも、
私の頭に何度も何度も響く。


  
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