大乱闘スマッシュブラザーズ〜光と夢の戦士たち〜

□序章 世界の始まり
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 昔、昔。世界とよばれるものはなにもなく、それこそ空間や時限といった概念もないそれはまさに「無」でした。
しかし、奇跡がおきました。創造神の誕生です。

…なぜ、創造神が生まれたのか…。それは誰にもわかりません。
あるいは、別の時空間からやってきた何かの一部だったのかもしれません。
創造神は、巨大な右手の形をしていました。

創造神は最初に、空間を作りました。空間に時をつくり、暗闇に閉ざされていた世界に「光」をもたらし、世界に昼と夜、光と影が生まれました。
それにより、「光は闇を呼び、闇もまた光をよぶ」という「理」(ことわり)が生まれました。理は世界のありかたの土台となったのです。

創造神は「命」の理をつくりました。命は限りあるものだが、精一杯輝けるように、と。
そして世界に命が生まれ、緑が生まれ、水が生まれ、空気が生まれ…様々なものが命をもつようになったのです。…そう。この世界で命をもたないものは何一つありません。人も動物も植物も。石や空気にだって、みんな命が宿っています。
そしてこの時、創造神のほかにも様々な「神」が生まれました。神々は創造神が作りだしたものをそれぞれ守護しました。
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