Presentnovel

□保健室での秘め事
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「う゛〜」

神田は一人唸りながら寒い廊下を歩いていた。

唸っている理由は、強い腹痛のせい。

「やっぱり賞味期限切れのヨーグルトなんて食うんじゃなかった…」

朝、いつものように朝6時にしっかり起き、鍛練を行い朝食を食べて学校に来た神田。
朝食はご飯とお味噌汁と焼いた鮭といった、日本の朝の食卓の定番メニュー。
しかし少し違うのはそのメニューに賞味期限切れのヨーグルトが加わっていた事である。

以前スーパーの特売で買った物を冷蔵庫にしまったままその存在をすっかり忘れていた神田は朝、賞味期限が一週間も過ぎたソレに気がつき食べた結果が現在(いま)である…。

「でもな〜せっかく買ったのに食わねぇのももったいなかったしな…う゛…」

神田は痛むお腹をさすりながらゆっくりとした足どりで保健室を目指した…。



“ガラガラガラ”

「すみません、腹痛いんで少し休ませて下さい…」

「おう、適当にベッド使ってて…ユウ?どうしたんだ」

「ティキ!何でお前がここに居るんだ?」

保健の先生がいつも座っている席には学校の体育の先生であり神田の恋人であるティキ・ミックが居た。
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