Shortnovel

□髪の毛一本のお代
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「Σな!何すんだよ!離せ!!」

オレは伸ばされたユウの右手を掴むとそのままソファーに押し倒した。

「テメェ!早くどkんっ…んんっ………はっ、テメェ///」

キスした後に鋭い瞳で睨んで来るユウ。
でも顔を赤くして、瞳を潤わせた状態じゃ全く怖くないし、むしろ煽ってる。

「テメェ、髪の毛抜かせてくれるじゃなかったのかよ!」

「抜かせてあげるよ、でも一本抜くごとにキス一回ね!」

「はぁ!?何でそんな事の為にこんな事しなきゃ行けないんだよ!」

「髪の毛は男にとって大切だよ、将来がかかってるからね…だから髪の毛一本抜くごとにキス一回。このキスはさっきいきなり抜いた分。さ!二本目も抜いて良いよ」

「誰が抜くか!!」

「え?さっきまで抜く気満々だったじゃん!いいの?」

「いい!もういらねえ!!」

そう言ってそっぽを向いてしまったユウ。
キスも出来たし、将来の問題も解決したし一石二鳥。

後は…目の前のふてくされたユウのご機嫌を取るだけ。

ご機嫌を取るためにオレは優しくユウを抱き寄せた…。





この後、ご機嫌が戻ったユウとオレがベッドの上で愛し合うのはまた、別の話し…。





END
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