Presentnovel

□My mistake
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「何が『本気になって後が辛いのはオレなんだからさ』っだ!!」

さっきのティキの言葉に怒り狂うオレは大量のグラスを怒りに任せて洗っていた。

「そんな乱暴に洗っちゃダメでしょっ。グラスに傷がつく」

「ティ、ティキ!?……何しに来たんだよ」

「ちょいと一服しにね。フーッ」

「エミリ…お得意様はどうしたんだよ」

「他の奴らに任せた。お酒も入ってテンションが上がってるから、オレじゃなくても勝手に楽しむっしょ」

「ふーん」

ティキの話しを聞き終えたオレは再びグラスを洗いだした。

「…そーいえばさ」

「ん?何だ?」

「明日って講義何限目から?」

「1限目からだが…どうかしたのか?」

「いや、別に…何でもないよ。フゥー、そろそろエミリアさんの所に戻るかな」

言いながら煙草の火を消したティキはエミリアの元へ戻って行った。

「…何だよ。言いてぇ事があるのならはっきり言えばいいじゃないか」

オレがバイトを始めてからと言うもの、ティキの態度がおかしい…。

始めてのバイト日に全員の前で挨拶をした時。
一番驚いてたのはティキだった。
ティキを驚かせてやろうと思ってたオレの作戦は大成功で終わりその時は後から二人で笑ったが、それ以来ティキはたまにオレの所にふらっと来てはさっきと同じ事を聞いて去っていく…。

ティキの真意が分からなくて、不安な日々がここんとこ数日続いていた…。
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