Shortnovel
□オレの好きな人…
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朝、みんなが朝ご飯を食べ終わってどこかに行った後、その人は来るんさ…。
「ユーウ!おはようさ」
「Σおわっ!ラビひっつくな!!」
“ボカッ!”
「いってぇ〜ユウ、朝から右ストレートは痛いさ〜」
「ハッ!テメェが朝から抱き着いて来るからだ!」
そう言いながらオレに手を差し延ばしてくれて、起こしてくれる…本当、ユウは優しいね…。
「ユウは今日も蕎麦さ?」
「あぁ、てか、オレのファーストネーム口にするなって言ってるだろうが!」
「え―いいじゃん!ユウの方が言いやすいし、カンダよりも一つ言う言葉が減るんさ」
「そういう問題じゃねぇだろ!」
「そういう問題さ!」
「……もういい!」
そう、ユウって名前はオレしか呼ばない…大切な言葉なんさ……。
「ごちそうさま」
「ユウこれから部屋?」
「あぁ」
「ならオレも行くさ、いいよね?」
「どーせ来るなって言っても来るんだろ?」
「うん!」
そうして、オレらは二人、ユウの部屋へ向かった…。