Shortnovel

□プレゼントを君に…
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食堂で身体を温めた神田は修練場で座禅を組んでいた。

「あ!ここにいたのね!」

声のした方を見るとそこにはニッコリ笑ったリナリーがいた。

「何か用か?」

「今日は神田の誕生日だからお祝いに♪」

「い、いや、いい!別に祝わなくていいから!」

朝から続くろくな物が無い誕生日のお祝いを思い出し、神田は必死に遠慮した。

「アレン君やラビのお祝いにろくな物が無かったんでしょ〜大丈夫、私は二人と違うから!ホラ!早く早く!!」

神田はリナリーに引っ張られながらその場を後にした。





「キャーーかわいい!!」

カシャッカシャッっと言う音と共にリナリーは喜びの声をあげた。

「もうちょっと下向いて!」

“カシャッ”

「もう!最高♪」

「あ、あの…リナリー?」

「何?神田」

「これはその…何なんだ?」

神田は黒い布地に白いレースが大量に付いた服を着て、白のリボンでツインテールの髪型にされていた。

「何って、誕生日のプレゼント♪」

(どこらへんが!?)
「だが、お前が楽しんでいるように見えるのだが…」

「あら、そう?気のせいよ!神田、次は首を傾げて!!」

言われた通りに首を傾げるとすぐに“カシャッ”と音が鳴った。

「ふぅ〜これでいいかな…ありがとう神田!もう脱いでいいわよ」

リナリーが部屋から出たのを確認すると神田は着ていた服を脱いだ。
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