Heart
□それまで
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僕にもう少し、あと少しだけ勇気があったら
真っ先に君のところへ走って
溢れて止まらない、この想いを伝えられたのに。
君を思い出すと、いつも後ろ姿で
僕を思い出すと、いつも君を想って泣いているの。
あの時の僕が、あと少しだけ自分に自信が持てる人間だったら
僕は君の後ろ姿を、追い掛けられたのに。
こんなに後悔するとは思わなかった。
いなくなって始めて、
離れてみて始めて、
君の大切さに気がついたんだ。
君は僕の中で、
こんなにも大きな存在だったんだね。
大好きだよ。
こんなに、こんなに。
今はまだ君を思い出すと泣いてしまうけれど、
いつか、君を思い出した時、笑えたら、
そんな日が来たら、僕はまた一歩前に進める。
君との思い出を僕の糧として毎日を強く生きられる。
だから、もう少し待っていて。
もう少し、あと少しで
僕はまた立ち上がれるような気がするんだ…。
01/09
мау