うん。
□パシリ?違うよ、恋人さ!
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一年の終わりである大晦日。
その大晦日を迎える前にある大掃除。
僕は年末年始関係なく任務だったりするから大掃除はしたりしなかったり。
でも今年は年末年始に任務はないからきちんと大掃除をしようと思うんだけど…。
「テンゾウ、今日空いてる?」
カカシ先輩からのお誘い!滅多に誘ってくれないんだよ、この人。もう大掃除なんてしなくていい!
「はい!はい!もちろん空いてます!」
「本当?良かった。」
え、良かった?そんなに僕と一緒に…!(先輩、僕も先輩と同じ気持ちですっ)
「じゃあ、準備しておくから一時間後に俺の家に来て」
「はい!わかりました!」
準備?準備ってなんの準備だろう…ま、ま、まさか…!そんなまだ明るいのに…あぁ、でもそんなの関係ない…でも…
――――――一時間後
「…はっ!そろそろ行かないと!」
一人で悶々(ムラムラ?)としているとあっという間に時間が過ぎてしまっていた。
僕は急いで先輩の家に向かった
先輩の家にあるインターホンを押すとすぐに先輩が出てきた(そんなに僕を…!)
「いらっしゃい、テンゾウ。早く上がってよ」
「お邪魔します。」
いつも通り綺麗で静かなな先輩と先輩の家。だけど今日は何やら騒がしい。
「先輩、今日誰か…「カカシよ、早くせんか」えぇぇ!」
「ごめんごめん、パックン。今、やってあげるから」
落ち着け落ち着け、落ち着くんだ僕。
パックンを抱いてリビングに案内してくれる先輩についてリビングに入ると…たくさんのたくさんの先輩の忍犬様が…(カカシ先輩ならよかった)
「先輩、まだ状況がいまいち…」
「あぁ、今日はこいつらのシャンプーの日でね。一人で洗うの大変だからお前を呼んだわけ」
「えぇぇ!僕はパックンたちじゃなくて先輩を洗いた…すいません、お手伝いします。いえ、させてください」
だからクナイを向けないで。
「ま、テンゾウの協力を得たところで、シャンプーするよー」
わんわんきゃんきゃんと喜んでいるのか騒ぐ忍犬様方
「はぁ…」
溜息しかでない僕
「…テンゾウ、迷惑かもしれないんだけど…こういうことテンゾウにしか頼めなくて…嫌なら呼んでおいて悪いけど帰っていいから…」
しゅんと悲しげに目を伏せる先輩。あぁっ、そんな顔をしないで…!
「先輩!もちろん手伝いますよ!」
「ありがとう、テンゾウ」
悲しげな顔から嬉しそうな笑顔(か、可愛い…!)
僕が先輩を抱きしめたい衝動を堪えているときに、先輩がパックンたちにピースをしていたのを、僕は知らない
パシリ?違うよ、恋人さ!
(痒いところはありますかー?)(もっと右だ)(はーい)