Book、Ss

□切なさばかり込み上げて
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1ヶ月前

三橋に告白した





「三橋…」

「阿部、く」



30日前

初めて三橋とキスをした

三橋は初めてだったらしい





「三橋、三橋…」

「ん、あべ、く…」



3週間前

三橋を抱きしめた

そのまま三橋を 違う意味で抱きたかったが まだ早いと顔を真っ赤にして拒否された






「三橋。なぁいいだろ?」

「だっ駄目だょ…授業…」



2週間前、三橋とデートした

スポーツ用品店やらバッティングセンターやら 相変わらずの野球バカな場所で好きなだけ時間を潰した
三橋の門限があったけどギリギリまで一緒にいた
家に帰って親に怒られた






「三橋っみはし…!」

「もっ阿部く、…っやだぁ…」



1週間前、キスした時に初めて舌を絡めた。
三橋が嫌がってすぐに終わったけど、本当はもっと深く舌を絡めて そのままヤれたらいいなと思ってた。
三橋は茹でタコみたく赤くなって、半泣きになって怒った。

口では謝ったけど、内心三橋の唾液の味を知れたし それでいいかなと思ってた
それが態度に出てたんだと思う。







「三橋、三橋三橋っ!!」

「もっ授業っ……始ま、ちゃっアッ!」







5日前 三橋と初めてセックスした


その前のキスを三橋はまだ怒ってて 口もきいてくれなかった
こっちが怒鳴って誰もいない俺ん家で 半ば無理矢理ヤった

三橋は嫌がってたけど俺が怒ってんのを見たらそんな抵抗はなかった

俺も俺で、そんな怒ってなかったけど三橋が抵抗しない様に 最後まで逆ギレしているフリをした

早く三橋と一つになりたい
それだけが頭の中を占めていた








「三橋っ三橋…好き」

「ぅう、阿部君、っ駄目ぇ…はぁんっ」



それからずっと ことある事に三橋を抱いて。
キスして。抱きしめて。触れて。
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