幻想世界

□エゴイズム洗脳劇
1ページ/1ページ


蒼白の脚をあげて
死のワルツを奏でましょううつらうつらと首を傾げてあなたを魅で狩るの

男を信じるなと云われてきたわ
だから今まで
穢れずに生きてこれたの
エゴイズム
黒ダイヤのようなその瞳で見つめて欲しいの
死ぬほど打ちのめされた
この心の痛みを
あなたのその優しい唇で
和らげてもらいたいから

私もあなたの前では
本当の自分を明かすわ

赤らめた顔をあげて
血の涙を流しましょう
はらりはらりと仮初めの私の
化けの皮を剥がしてくる

男を愛するなと云われてきたの
だから今でも
心寂しく生きているの
エゴイズム
朱真珠のようなその唇で
口付けて欲しいの
死ぬほど悲しみに召されたこの心の隙間を
あなたのその温和なる胸で埋めてもらいたいから

だからあなたも私には
自らの真実を教えて

金色の髪靡かせて
愛の合唱謳いましょう
ふわりふわりと羽毛みたいに
天使のような心で

男を信じるなと云われてきたわ
だから今まで穢れずに生きてこれたの
エゴイズム
黒ダイヤのようなその瞳で見つめて欲しいの
死ぬほど打ちのめされた
この心の痛みを
あなたのその優しい唇で
和らげてもらいたいから

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ