幻想世界

□雛菊少女
1ページ/1ページ


月の光を指す方
こっそり兎を追いかけた
まだ暗い路に橙色の極楽

小さく細く絡み付く
纏うはそれは在るべきもの白く明るく美しかろう
私の甘い幸それは雛菊なる恋

星は瞬き落下する
果てなく永い永き河
未も花は散り白桃色なる花弁

酷く細い茎に見る
抱くはそれにふさわしきもの
魅惑狩られて棄てらるる
私の苦となる愛そしていと不思議なる恋

散り 砕け 粉砕せん
返ってそれは明るい未來

小さく細く絡み付き
纏わんそれは知るべきもの黒き羽根まで散りたもう
私の死の明日それは野に放たれしこと

小さく細く絡み付く
纏うはそれは在るべきもの白く明るく美しかろう
私の甘い幸それは雛菊なる恋

人は 死して 星となり
返って花は咲き誇る

酷く細い茎に見る
抱くはそれにふさわしきもの
魅惑狩られて棄てらるる
私の苦となる愛そしていと不思議なる恋

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ