underground.X

□ピンクマグマ
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「伊達さんて、休みの日何やってんの?」

仕事終わりに寄ったマスターの店で、BARなのに相変わらずイチゴミルクを飲んでいる伊達さんに訊いてみる。伊達さんはストローから口を離し眩しそうに目をパチパチとさせて俺を見た。
「…別に、ごく普通に休日を過ごしてますけど…どうして?」
「ん〜、なんか伊達さんの私生活ってすっげー普通そうで意外と想像出来ないっつーか」
「じゃあ想像しなくていいよ」

「確かになぁ、コイツがイチゴミルク以外を作ってる所見たことねぇし、想像つかねぇなぁ」
「ね?マスターも思うっしょ?飯とかどうしてんの?洗濯とかちゃんとアイロンかけたり……は無いよね(笑)」
「ねぇなぁ(笑)」
「だから想像しなくていいって!!」

「伊達さん次いつ休み?」
「聞いてる!?てか休みって何、どうする気?」
「1日俺にちょうだい?こことかラーメン屋もいいけどさ、たまにはどっか遊びに行こうよ」

マスターが意外そうに目を見開いて俺を見た。伊達さんはもっと不可解そうな表情を浮かべている。

「…どうして君と」






「知りたいから」






あんたのことを知りたいんだ。

もっと、



あんたの奥深くに渦巻く暗闇まで




きっと同じ色をしてる


俺たちは同じだから







やっと見つけたんだ





言っただろ?
俺はしつこいんだって






必ず、捕まえてみせるよ






伊達さん



end







マスターと久遠はこんなに仲良く無い(爆)
ちょこちょこ更新していく予定です。全く先は見えないけど…

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