薄桜鬼NLCP

□曖昧の不安
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外は生憎の雨



でも、其雨音が私達に届いていないのは明白だった



「んふ……っ」
互いの息遣いが聞こえる位近づいて唇を貪り合う


「あむ……っ
ふん……っ」
手首を布団に縫い止められたまま舌が絡まり合う


やがて、飲み下せなかった唾液が布団に伝え落ちた




「一さん……?」


私はぼんやりした瞳で彼を見る



「……余り俺を煽らない方が良い

歯止めが利かなくなりそうだ」


一さんはそう言って帯を解いて、其隙間から胸の膨らみを揉み扱く



「ん……っ
はん……っ」
外気に触れた胸の乳首はツンと紅く色付きながら主張をし出す






「綺麗だ……」
一さんはそう言って乳首を其唇に咥えて片方を指で摘む様に愛撫する



「ひう……っ」
違う愛撫の仕方に敏感に反応して私は身体をピクピク上下に震わす





「此処が固くなっているな

そんなに感じたか?」

ぴちゃりと音を立てて乳首から唇を離すと一さんはクスリと静かに笑う





片方の乳首は指に摘まれたままだったから、
「やん……っ」
恥ずかしくて首を横に振る



「いや……?

では、他の場所がいいか……」


一さんはそう言って何時の間にか着物を全て引き剥がして、両足の間に手を入れて陰核を指で摘みあげた



「あん……っ」
愛液で濡れそぼった其処はクチュクチュと厭らしい水音を上げた



「濡れているな」
まるで意地の悪い子どもの様に笑う一さんは執拗に陰核を摺り上げた




「ひん……っ
あん……っ……やん……っ」
ヌチヌチと淫猥な水音が響く度身体が上下に動き、胸が波打つ様に揺れた




「このままイクか?」
何をして欲しいか彼は知っているのに



私は恥じらいもなく震える手で
「ん…っ
一さんの指が欲しい……っ」


一さんの指を唇に持って行って強請る





案の定満足そうに笑った彼は
「……舌を絡めて唾液を沢山付けろ」


口内に指を差し込まれ、態と舌の裏に指を当てて絡ませようとしているのは判るが、やはり私も欲は如何してもある為、早く欲しい一心で無我夢中で指に吸いついた


何時の間にか指が二本になっていたけれど



唾液が一さんの指に絡まり糸を引いて引き抜かれて



「あん……っ」
唾液と愛液が混ざり合った膣内に指が入った




ヌチュヌチュと音を立てる其処は彼の指を難なく受け入れる



回数を重ねる毎に淫らに吸いつく感覚が感じて取れた








「判るか?

中が俺の指を締め付けているのが


回数を重ねる毎に感じやすくなっているのが」





彼の声が吐息と共に耳元で響く





「やん……っ

言わないで……ぇ……っ」

涙声で言ってもきっと聞いてくれない



「いやじゃないだろう?」
そう、彼の言葉は嘘じゃない


私は一さんを奥深くまで求めている






「いやだったらこんなに感じないだろう?」
早急に指が動く感覚とぐちゃぐちゃと膣内を掻き回し性感帯を摺る感覚が混ざり、私はついにイってしまった


愛液が太腿から足首に滴り落ちて布団が汚れる



「ああん……っ」
でも、私はこの指が引き抜かれる瞬間如何しても物足りなさを感じる




彼は私を待つ癖があるから




弛緩して倒れ込んだ身体を起こして初めて積極的に一さんの性器を指で絡め取った




「……是入れてください


私もっと貴方を感じたいんです……っ」
そう言い終わるか言い終わらない内に





「煽るなと言っただろう……っ」
切羽詰まった一さんがいきなり性器を膣内に突き入れてきた






先走りで熱くなった其は私の中で存在感を増す






「あん…っ気持ちイイ……っ
はぁ……っ……ひん……っ」
ぬるぬると中で滑る様に動き、ヌチュヌチュと愛液と精液が摺られて混ざり合う音に私の体温は更に蒸気する






「……っ

出すぞ……っ」
私が一層締め付けたと同時に一さんが中で弾けた





「ああん……っ」





私は中で熱さと温もりを感じて弛緩した
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