薄桜鬼BLCP3

□にゃんにゃん日和
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俺は仕方なく猫姿のままで過ごす羽目になった



「ニャ、ニャ、ミャン(左之さん)
ニャ、ナッ、ニャ、ニャン、ニャッ(外に行こう?)」


猫生活は大変だが、左之さんは大抵の事は解ってくれる




俺は足に縋りついてそう強請る




「外に出たいのか?

何か散歩好きの平助みたいだな」




「……ニャン、ニャン、ナ、ナー(本人だよ……)」

と肩を落とすが、猫じゃらしを見せられてすかさず飛びつく





「ニャーッ!(やったー)」


俺は完全猫化している



「ほら、今日は屯所の中庭だけで悪いな」


左之さんは喉元を撫でてくれて




「ミュー…ーー(気持ちいいー)」

と鳴いた


























事件が事件を呼んだのは其翌日の夕方




「ニャー!」



俺は人に戻ったはいいが、全裸でしかも、猫耳と尻尾つきという悲惨な姿になってしまったのだ




猫化してから早、1カ月










俺は途方に暮れた







すると


「如何した……って…平助!?」



真っ先に駆けつけてくれた左之さんに





「……左之さん

如何し様……」



俺はぺったりと畳に座って、涙目で左之さんを見上げる













俺は一部始終を喋って……




「成る程な


山南さんらしい悪戯って言ったらそうだが


……平助、いい加減服着てくれ」




「服、ないんだ……

多分、山南さんに根こそぎ隠された


見当は付くけど、この格好で外に出られないじゃん?」




俺の言葉に





「其じゃ美味しく頂いても文句はないな?」


























1カ月分の欲情と言っても良いのだろう




「ニャン……ッ」


俺は尻尾を撫で上げられて、性器の前立腺をゆっくりと強く握られた






「何か、言葉も猫化しているな


凄い可愛いぜ?」



激しく上下に性器を扱かれただけでイッてしまった







「んあ…っ…ニャ…っ」


白い液体が左之さんの指を伝って汚す





涙で濡れた瞳を舐め上げられて……


「ミュ……ッ」


短く鳴いた








「溜まっていたのか?」

意地悪な微笑みに



「だって……っ…ニャン…ッ」


俺はもう言わなくていいと




排泄口に尻尾を上げられて



「ニャン…ッ……

あ…っ…其…っ」

指を先走りで溢れた蜜で、滑らせる様に中を抉られた







いつも以上に感じて


首に付いた鈴が身体を捩る度に、どれだけ淫乱かを告示する様に揺れた






「発情した猫みたいだな


此処がこんなに柔らかいぜ?」


そう言って性感帯と入り口を、ぐちゃりと水音を立てて、ギュムギュムと揉んだ








「あ…っ…ニャン…ッ…ミュ…ッ」

俺はピクリと身体を痙攣させてイッてしまった






だらりと尻尾が下がって……

毛並みがべとついた精液に塗れて




其を伝ってぽたぽたと布団に斑点状に染みを作った




















精液に塗れた尻尾を弛緩させて


腕も投げ出して





そんな俺を抱上げて






「本当に卑猥だな


此処、こんなに濡れているぜ?」



そう言ってひくつく襞を押し開き、足を開脚させられて







「ああ…っ…ニャン…ッ…」



「こんなに暗い付いているぜ?」



熱い杭を突き刺されているかの様に



俺はグプグプと吸い付く様な音を立てて左之さんの性器を飲み込む










後ろから挿入されたから



「…っ…ニャ…ッ…んん…っ…みゅー…っ」



性器を扱かれながら突かれて、突き上げられる



ぐちゃぐちゃに解されて言うは、情事の上気した吐息から紡がれる妖艶な言葉


「ほら、まだ夜は始まったばかりだぜ?
猫の平助?」




ドバッと互いの精液を


俺は布団に


左之さんは俺の中にぶちまけて





俺の周りは白い色と独特のにおいで包まれた



















俺は当然、翌日足腰立たず……


「ん…

腰が痛い……」


俺の言葉に


「悪いな


昨日の平助は可愛すぎてな」


因みに何故に完全人型に戻っていた




恐らく媚薬型の情事に反応する部類の薬物だったのだろう







「だけどよ……

あんな可愛いならもう少し一緒にいたかったな」


左之さんの言葉に



「俺は……楽しかったけど……

やっぱり何時もの視線で左之さんを感じたいな」






そう、何故か遠退く様な感覚がするから





「……悪い

正直な感想言い過ぎた」



「いいんだ

左之さんの言葉程嬉しいものはないし」


と抱き着いた


あの左之さんが迷子にならない様にと付けた鈴を鳴らして











「其、鈴、切れるまで付けて置けよ?」


左之さんの甘い命令と願いに



「仰せのままに」

と目を肩口で頬を埋めて


閉じて、頷いた
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