薄桜鬼BLCP

□死想
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平助が僕のせいで負傷してしまった

僕が油断なんてしなければ良かったのに


気がつけば布団の上だった
俺、どうしたんだっけ?

嗚呼、そうか
総司と遊んでいた子供達と浪士達に囲まれたんだだっけ……

『総司……!!』
俺は子供を庇って背後が甘くなっている総司に迫る刀の餌食に咄嗟になった

粗方片付けた後だったし、後は総司がどうにかしたみたいだが、絶対血相変えて来るのは目に見えている

案の定
「……平助……っ」
「あいたたた……っ
総司、まだ傷が治った訳じゃないんだから痛いって」

俺は怪我人だと忘れて抱き締めてくる総司に苦言を発しながらもその温もりにほっとする

「だって……、僕は君なしじゃいられないからね……
本当に無事でよかった……
死んじゃったら僕は多分自分を赦せないと思う……」

「……俺はそう簡単に死なないって
しぶといと思うよ、自分で言うのもなんだけど……」

俺の一言に安心したのか、総司は俺に口付けて一緒の布団で眠りに着いたのだった

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