薄桜鬼BLCP2

□鳶色の髪の恋人
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深緑の瞳

鋭い眼差し

絶えず冗談を振り撒く落ち着いた声




触り心地が良い鳶色の髪の毛
形の良長い指







俺はきっと五感の全てを左之さんで満たされているんだ









「如何した?」
俺は左之さんの髪の毛を弄りながら微笑む


「んー、俺は左之さんで満たされているんだなって思ってさ」



聴覚も視覚も触覚も全てが目の前の人を捕らえて離さない






「……そうか
其じゃ、もっと深く五感を使うか?」
振り返った左之さんは俺を畳に押し倒しながら幸せそうに微笑んでいる















「んふ……っ」
口付けを交わしながら互いの素肌に指を這わす



この人の温もりを体中で感じる為に



「平助の此処は過敏だな」
そう言って楽しそうに笑う左之さんは紅く熟れた果実の様な乳首をぺろりと舐め軽く食む



「ん……っ」
俺はぴくりと身体を軽く撓らせて、身を捩る



ピチャリと湿った音が聴覚を敏感に侵し始める






「此処も嬉しそうだな」
下肢の性器に指を絡めてぐちゃぐちゃと上下に扱く



「ああん……っ」
精液が左之さんの指に絡まって卑猥に畳に雫を落とす







やがて、其指は悪戯をする様に排泄口をヌチュヌチュと精液で潤った箇所を侵す




「ひん……っあん……っ」
涙を溜めて、其瞳から一筋の雫を流し俺は啼く










深く口付けを交わし、甘い舌を味わう
其が挿入の合図






「ひ……っ…あ……っ」
広い背中に爪を立てて肩に顔を埋めて、素肌の香が鼻腔を擽る














「平助の中は熱いな……っ」
情事の時だけ見せる剥き出しの彼の感情と響く濡れそぼった声








ヌチャヌチャと中を縦横無尽に暴れ回り、腰を打ち付けられて




「ああう……っ」
俺は精の弾けるブシュッと言う音と彼の左之さんの熱を感じながら達する





そして、薄れ行く感覚の中で毎日この人を五感で感じられる幸福感とずっと側にいる事を約束しながら俺は恋人を信じて眠る

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