薄桜鬼BLCP2

□愛する君の為ならば
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風間千景

元は薩摩と手を組んで鬼の繁栄を企てた者


でも、彼は俺は女鬼ではなく俺を選んでくれた



今は薩摩と如何手を切るか画策しているんだろう


新選組と薩摩は仲が悪いから



ならば、全てを犠牲にしても構わない




















俺はある晩
「土方さん、俺は離隊を申請する事を此処に示したい」
三つ指着いて俺は頭を垂れる







俺は皆と刀で身を立てる事を誓った
でも、今は如何しても彼の傍に居たかった






譬え、其が嘗ての仲間と戦う結果となってしまったとしても








「顔を上げろ」
土方さんを真っ直ぐ見つめる



其瞳は驚く程優しげで


「ひとつ約束しろ


譬え敵対しても決して惑うな」





そう、其は離隊許可













俺は其日の晩


新選組の隊服を燃やした







そして、京に潜伏している風間の元へ刀だけを携えて向かった















「……貴様、斯様な場所に来て大丈夫なのか?」
俺は明け方、風間の起きている時間帯当たりを狙って窓を叩いた















「……昨日、新選組を離隊したんだ」
俺の衝撃の一言に流石の風間も驚いたらしく



「……平助、お前は其でよかったのか?」
案の定、薩摩と手を切る算段が纏まらず四苦八苦していたらしい





「良いんだ……
俺は何よりも千景の傍にいる事を望んだんだから」




そう、大切な仲間を別れる事になったとしても
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