ShortNovel

□汚れなき悪意
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side骸

ーもう…ここに繋がれてどれくらいたつのでしょうか…

水牢の中で彼を思い浮かべる

ー結局、今の今まで言えずじまいですね…

彼が乗り込んできたあの日は伝えられず、霧戦の時は会うことすら出来なかった

ーもしも僕がこんなことをしなければ伝えられたのでしょうか…

しかし、それでは会うことすら無かったはず…

早くここから出て伝えたい

貴方に、好き、と


もう…1人は嫌です…なんて僕らしくありませんね…
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