企画モノ

St.Valentine!! 月島編
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今日はバレンタイン。
ここ、日本なら普通女性から男性にという事が多いでしょうが、新宿さんは絶対そういう事を考えてないでしょうし…。
そう考えていると、海外では男性が女性へプレゼントを送るということを思い出し席を立つ。
そして車掌に外出許可を貰い、ミラクルトレインを降りようとドアの前に立っていると都庁さんが気付き話し掛けてきた。

「月島、どこかに出かけるのか?」
「都庁さん。ええ、すこし。」
「そうか。気をつけてな。」
「はい。」

といっていると、ミラクルトレインが止まりドアが開く。
一歩外に出て振り返る。

「都庁さん」
「ん?」
「新宿さんには私が外出したことを黙ってて下さい。」
「?わかった。」
「ありがとうございます。」

そういうと都庁さんに背を向け、私はある場所に向かった。



数時間後、私はミラクルトレインに戻った。

「あ、月島。」

と新宿さんに呼ばれて振り向く。

「新宿さん。」
「どこかに行ってたのか?」
「ええ。これを買いに。」

手に持っていた花束を見せる。

「花…?」
「はい、ローダンセです。」
「ローダンセ?」

聞いたことのない花の名前に疑問を持ったのか新宿さんは首を傾げていた。

「ローダンセ、英名は【everlasting flower】といいます。」

そういいながら、新宿さんにその花束を渡す。
新宿さんは不思議そうに私を見ていた。

「これって、バレンタインだよな…?」
「はい。海外では男性から女性にプレゼントを渡すのが習慣らしいので…気に入りませんか?」
「いや、月島がこんなことするんだって驚いてるだけだって…ありがとう。」

そういって新宿さんはその花束を見て微笑んでいた。
私はその表情を見て、微笑む。

「新宿さん、ローダンセの花言葉教えましょうか?」

といって、新宿さんに顔を近づけて軽いキスを送る。

「ローダンセの花言葉は『永遠の愛』っていうんです。」
「っ月島!」
「私は新宿さんを永遠に愛してますよ。」

そういって、新宿さんの頬にキスをして離れる。

「っ〜…。」

新宿さんは顔を赤らめたまま固まっていた。

「新宿さん。私は皆さんの所に戻りますが…」

新宿さんの頬に手を添える。

「新宿さんはその顔を直してから来て下さいね。」

そんな顔してると襲いたくなる、と小声で耳元で囁き私はその車両から出ていった。

――………

「恥ずかしい奴…」

そういいながらシートに座る。
はぁ…と息を吐き、片手を顔にあてると顔から熱が伝わってきた。

「多分、今、顔赤いんだろうな…」

あー、といいながら花束を隣に置くと中から一枚の紙がひらりと落ちた。
なんだ?と思いつつそれを拾う。

「メッセージカード?」

二つ折りにされた紙を開いて、中身を見るとシンプルに書かれた一言に俺は笑みを浮かべた。


――――――――
後書き
やけに長ぇよ。
もう少し短くするつもりだったのに、月島だと長くなる。
さて、メッセージカードに書かれた一言とは…これは月島と凛ちゃんにしかわかりませんw
しかし私は今回月島をどうしたかったのか…最後とかキス魔だし←
凛ちゃんは「好き」「愛してる」と言うのは全然平気だけど、言われるとすごく恥ずかしがったらいいなと思いましたw



(//>_<//)

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