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□恋愛ループ《番外編》
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キラキラと輝く目。少年のような無垢なその瞳に、私は手を振り払うことも躊躇われた。

「髪切るのはダメなんですよね?」
「えっと、まぁ、そうですね」
「じゃあシャンプーの練習をさせてくれませんか!」
「……え?」

予想外の言葉に私は固まることしかできなかった。あぁ、面倒臭いことになった。
なんで立ち止まったのか。振り払って逃げれば良かった。思考はそんな物騒な方へとながれていく。

「俺、まだまだ未熟で……。頑張ってはいるんですけど、なかなか……」
「はぁ……」

そう言って彼は物憂げにため息をついた。子犬のような目で見られ、私は動けなくなる。
まぁ切るんじゃないし、シャンプーくらい良いかな。

「……じゃあ、シャンプーだけなら」

しょうがないなぁ、というニュアンスを込めて言ってみたら目を輝かせてお礼を言われてしまった。
……うん。全体的に犬っぽい人だ。
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