短編
□天霧君のうわさC
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(天霧と新八と左之)
どん!と背中を叩かれた。
何事かと思いきや後ろを振り向けばそこには2人の教師がいた。
「先生方……いったい何のご用事で」
「聞いたぜぇー天霧」
「大人っぽいお前だからまぁそういうのが好みかと思ってたが…やっぱりか」
永倉先生、原田先生はにやにやしながらこっちを見てくる。
しかも原田先生の口から出た「好み」の単語。
最近はそのことに敏感になっているが、まさか、
「お前熟女好きなんだってなぁ!」
「校門前の山岡さん。まぁきっと若いときはもっと美人だったんだろうけど…お前はあれくらいがいいのか?歳てきに」
…。
あぁ、やっぱり。
「待って下さい。それは誤解です」
「隠すこたぁねぇよ。別に俺らはひいたりしねぇから」
「無理すんなって。まぁお前くらいの歳は大人の女とかの興味あんだろーしな」
「いや、だから本当に私は…」
「よっし!いっちょ女の落とし方を教えてやる!」
「相手は大人だからな。ただの好きですじゃぁ通用しねぇぞ?」
「いやだから…」
「さぁ飲み行くぞー!」
「俺らが色々教えてやるよ」
あぁ、とりあえず。
不知火、覚えておいて下さい。
てかもう学校の人間、全員知ってんじゃね?
(俺は総司に聞いた)
(俺も)
(………)