短編

□勝負事
1ページ/1ページ

(風間と沖田)





おかしい。

俺はどこで選択を間違えたのか。

学年1位の成績と頭脳を持つはずの俺がなぜ、この万年サボり魔に負けねばならんのだ。


一体なぜ、一体どこで、一体俺は……!!







「まさかこの誇り高き鬼である俺が貴様のような芋虫に負けるなどとはな…」

「はいはい、分かったから。てかそろそろ他のゲームやろうよ。ほら、マリオカート。あ、近藤さん達も呼ぼうか」

「待て。貴様、この俺に恥をかかせたままで終わらせる気か」

「何回やっても僕には勝てないと思うけど。だから千鶴ちゃんにも嫌われちゃうんだよ」




なんだと!こやつ、どこまで俺を愚弄するのだ…!!





「いや、もう一回だ。次はこの『つんでれきゃら』とやらを攻略してみせる」

「あ、その子落とすの難しいよ。僕でさえ2日かかったんだから」

「なら俺はこやつを1日で落としてみせる。俺の恋愛てくを舐めるな」

「いいけどさ。君、いつまで僕っちにいるつもりなの?」























これが噂の恋愛しゅみれーしょんげーむか


(ちなみに千鶴ちゃんを落とすにはまずこの清純派乙女の桃ちゃんを落とさなきゃ)

(なるほど…参考にしてみる)






*恐らく沖田は全てのゲームの覇者だと思う

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ