短編

□友は選びましょう
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(不知火と天霧)








おうおうおうおう!なんてこった!この俺様としたことがこんな凡ミスをやっちまうなんて!!




「天霧よぉ。消しゴム2つ持ってねぇか?」

「いえ持っていませんが…。忘れたのですか?」

「あぁ。俺様としたことがやっちまったぜ」




頭を軽く叩いてため息をつくと、天霧の机にあるでかい消しゴムが目に入った。



「お!天霧でけぇ消しゴム持ってんじゃねぇか。それ折ってくれよ」

「いえ、それはできません」

「なんでだよ」

「これは校門前の文房具屋のご婦人が私のために仕入れてくださったものです。ですからそれを折るなどするわけには…」

「あー相変わらず熟女好きだなァ。いいからよこせ」

「誰が熟女好きですか。ちょ、不知火!止めて下さい」

「いいからよこせ!俺ァ今日数学の小テストがあんだよ!」

「無理です」

「てんめー!」























結局天霧が折れて、消しゴムを真っ二つにしましたとさ。














ゴーイングマイウェア



(すみません。文房具屋のご婦人…)
 

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