‡海の宝物‡

□Find me
1ページ/3ページ

『もう。。。ここ、どこー??』



あたりを見回しながら、淳子が不満の声を上げる
周りに見えるのは、多い茂る木々と数々の動物達




(さっきまで一緒だったのに・・・)




突然押し寄せる不安
今まで何度も何度もうっとおしいと思っていた、あのピンク色の男




(どこなの・・・ドフラミンゴさん・・)




いなくなってから気付く、彼の存在の大きさ
思わず涙ぐみそうになるのをなんとか止めて、淳子はひたすら彼を探した








一方、ドフラミンゴも淳子を探していた




(全くよぉ・・・あれだけ傍にいろっていったのに・・・)




内心ブツクサ文句を並べつつ、その足はまっすぐに森に中を進んでゆく
あの世界一の自己中心的な彼が、誰かのために何かをするなんて、とても信じがたい
だが、実際に彼はブツクサいいつつも、淳子を探している





(ったく・・・見つけたらお仕置きだな、こりゃ)




フフフフ!と突然いつも笑みを浮かべる
見つけたあとの彼女の反応が楽しみなのか、突然軽くなる足取りは、傍から見ていて不気味なほどであった・・・
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ