流れ星に

真冬の澄み切った夜空に、宝石のように綺麗に輝く星が、夜空一面に広がっている


俺は、甲板にでると、毛布に包まっている淳子を見つけた。


「淳子、何してんだよい」

「あっマルコ‥流れ星流れないかなって」


眠いのを我慢しているせいか、少し目がトロンとしている


俺は、このままにしておくと、ここで寝そうな勢いの淳子に、苦笑いを零しながら隣に腰をおろした。


「流れ星ねぃ‥何お願いするんだい?」


そう聞くと、勢い良く俯き小さな声で答えた。


「/////それは‥ひっ秘密っ」

「秘密ねぇぃ‥まぁいい。星見付き合うよい」


そっと冷えた頭を撫で、そのまま抱き寄せた。


「//////っでっでも‥」

「俺じゃぁ、役不足かよい?」


少し意地悪っぽく聞き、上を見上げ横目でチラッと見た

「/////そっそんな事なっ」


答えると同時に星が流れた


「あっ淳子、流れ星だよい」

((付き合う×3))


俺は、淳子が何を願ったか気になり聞いてみる事にしたが‥


「何願ったんだよい?」

「言ったら叶わないよっ!まっマルコこそ何か願ったの?」


逆に聞かれちまったよい‥。


「俺は、付き合えますようにって願ったよい」


「えっ‥」


何気なく答えた事に、意外にも反応があった。

言うなら今かなと思い、俺は‥


「淳子と、付き合えますようにって願ったよい」

「/////マル‥」


そっと触れ合った冷たい唇から、熱が帯びた


今なら、想いを伝えられる気がするよい


「好きだよい‥淳子」

「私もマルコが好き」


何度も舌を絡め、深くなるキスに、永遠の愛を誓うよい


腕の中で今にも寝そうな淳子に、ずっと気になってた事を聞いてみた。

「そぉ言えば、いつから、俺のこと好きだったんだよい?」

「/////手配書見た時から」
「////////」

「マルコはいつから?」

「////よい」

「『よい』で誤魔化さないでよっ」

「んなこたぁ、知らなくていいんだよい(言える分けがねぇ‥一目惚れなんてよい)」

「ああっ秘密なんてズルいっ」

「眠いなら、寝ろよい」

淳子の髪の毛を弄りなが言うと、夢へのカウントダウンが始まっていた

「眠く‥ない…もん」

「フッ俺の部屋…来るかい?」

「…ん‥うん」

自室へ行き、そっとベッドに寝かせ抱き寄せると、ニッコリ微笑む淳子がすごく愛しい

「オヤスミ‥淳子」






[TOPへ]
[カスタマイズ]

©フォレストページ