短 編

□■ドS鬼会長に注意
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俺の名前は相田祐斗。

最初は生徒会長の藤高亮三先輩の側で働くことは夢みたいで嬉しかった。
会長はカッコよくてエリ−トで俺の憧れだったから。
だが、今は―…



「あんの鬼会長ォォォ!!!!
もう我慢できね−よっ!!」
祐斗は教室で親友の菊田に愚痴っていた。
「またか…」
菊田は溜め息をつきながら愚痴を聞く。
「もう散々だよっ!!
今日の報告書もさ、『全然駄目だ、やり直し』って簡単に破り捨てるし、俺のこと馬鹿呼ばわりするし…。
もうやってらんね−よ!!!!」
と、祐斗は机に伏せ、泣き叫ぶ。
「でもさ、なんでお前を生徒会に入れたんだろうな。
しかも副会長って。
会長の推薦なんだろ?」
「し、知らねぇよ/」


そういえばなんでだろう?
会長と生徒会に入るまであんまり喋ったことないし。
それなのにどうして俺が?







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