短 編

□■ドS鬼会長に注意
5ページ/10ページ

結局、祐斗は遅くまで学校に残り終わらせた。
「う−。終わったァ!」
もう生徒会室には誰もいない。
「あの鬼会長、さっさと自分だけ帰りやがって…」

窓の外を見ると、もう真っ暗だ。
「狽、わっ。もう外真っ暗じゃん!
さっさと帰ろ」
祐斗は荷物を持ち、外に出た。
すると前には藤高が立っていた。
「お疲れ」
「会長!?」
(もしかして…待っててくれた!?)
藤高は祐斗に缶ジュ−スを投げた。
「ありがとうございます」
缶にはココアと書いてあった。
(俺の好きなヤツだ…。
なんで会長、知ってるんだろう…?)


会長は普段怖いのにたまに優しい時がある。
どっちが本物かわからなくなる。
だからこそ俺は会長についていってるのかもしれない。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ